米西気候・水文極端現象センターがシアトルで発表した最新情報によると,大気河が西海岸の一部地域で2025年から2026年にかけて大きな影響を及ぼしたことが明らかになりました.研究対象地域の年間降雨量の多くは「弱い」から「中程度」のカテゴリに分類されていますが,5つの地域では「極端な」影響が確認されました.そのうちの一つは2025年12月に西ワシントン州を襲った大気河で,記録的な洪水を引き起こしました.最近の「水年」(通常は10月1日から翌年9月30日まで)にワシントン州に影響を与えた大気河は合計45件でした.ワシントン州とオレゴン州が最も影響を受け,北部カリフォルニア州が3位,続いてカリフォルニア州の中央・南部が続きました.米西気候・水文極端現象センターは2014年に設立され,大気河の研究と西海岸への影響を調査しています.その研究の一例として,特別な機種を用いて大気河の中を飛行し,その強さを測定する取り組みがあります.また,米西の記録的な高温現象の一部原因となった大気河が上層でリッジを形成し,地表の高気圧システムを生み出したことも調査しています.大気河は通常10月から3月にかけて発生するため,現在の水年には45件を上回る大幅な増加は見込まれません.
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