1600年前のパピルス断片からイエスの幼少期の奇跡を示す初期の証拠が発見される
1600年前のパピルス断片からイエスの幼少期の奇跡を…
4世紀か5世紀の小さなパピルスの断片が、イエスの幼少期に光を当てている。
その断片にはトマスの幼児福音書の一部が含まれている。ワシントン・ポスト紙によれば、この断片は聖書のアポクリファル(聖典の正典ではないもの)と考えられている。
このパピルスは、ドイツのハンブルグにある大学図書館に保管されていたもので、紀元2世紀頃に書かれた福音書の最古の写しであり、福音書の原本がギリシャ語で書かれたものであることを裏付けるものである、とUPIは報じている。
この福音書は縦4インチ、横2インチの大きさで、13行あり、1行あたり10文字である、と研究者はニュースリリースで述べている。
ベルリン・フンボルト大学のラヨシュ・ベルクスはニュースリリースの中で、「一文字ずつ」翻訳した結果、「日常的な文書ではないことがすぐにわかった」と述べている。ベルクスはベルギーのリエージュ大学のパピロロジスト、ガブリエル・ノッキ・マセドムと共同で研究した。
1600年前のパピルス断片からイエスの幼少期の奇跡を
その他に、”戴冠 “や “枝 “といった言葉もあり、トマスの幼児福音書のものであることが判明した。
UPIによると、この福音書には、5歳のイエスが川の粘土をスズメに成形し、命を与えたという “奇跡 “も記されている。Foxニュースによれば、これは「スズメの生命化」と呼ばれている。
「イエスは急流の浅瀬で遊び、泥の中にあった柔らかい粘土から12羽のスズメの型を取った。父ヨセフが、なぜ聖なる安息日にそんなことをするのかと叱責すると、5歳のイエスは手を叩き、粘土に命を吹き込んだ。
1600年前のパピルス断片からイエスの幼少期の奇跡を
「フォックス・ニュースによれば、「この断片は研究上、非常に興味深いものです。「一方では、4世紀から5世紀と年代を特定できたため、知られている最古の複製品となりました。一方では、この文書の伝わり方について新たな洞察を得ることができたからである。
この文書には、ポスト紙が “不器用な文章 “と呼ぶものがあり、そのために取るに足らないものと考えられていた。現在、専門家たちは、この文書は学校か修道院での練習用文書であったと考えている。