米国とカナダ、コロンビア川を管理する60年前の条約の更新に合意

2024/07/12 07:25

米国とカナダ、コロンビア川を管理する60年前の条約の更新に合意

米国とカナダ、コロンビア川を管理する60年前の条約の…

シアトル発–米国とカナダは木曜日、北米最大の河川のひとつであるコロンビア川の利用を規定する60年前の条約を更新することで合意したと発表した。
6年にわたる協議の末に合意された「基本合意」は、コロンビア川条約を更新するための枠組みを提供するものである。アメリカ北西部のダムで発電された電力を販売するボンネビル・パワー・アドミニストレーション(Bonneville Power Administration)とカナダの電力会社との協力関係を改善し、停電を回避する一方で、アメリカがダムで発電された電力の多くを確保することを求めている。

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米国はカナダに対し、洪水時に水をせき止め、下流の地域社会を保護するための貯水池の容量を、年間3760万ドルからインフレ率に応じて増加する割合で支払う。この協定により、カナダは貯水池に貯められた水をより柔軟に利用できるようになる。

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「60年を経た今、この条約は気候の変化と、この重要な水路に依存する地域社会のニーズの変化を反映するために更新される必要がある」と、ジョー・バイデン米大統領は木曜日に文書で声明を発表した。
しかし環境保護団体は、過去100年にわたるコロンビア川流域のダム操業によって壊滅的な被害を受けたサケとスチールヘッドの遡上に、より多くの水を供給する機会を逃したとして、この協定を嘆いた。1964年に批准された当初の条約は、コロンビア川流域のサケとスチールヘッドの遡上に水を供給するものであった。

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