ワシントン州パシフィック市で、ホワイトリバー沿いの堤防が決壊し、約220世帯の住民が避難を余儀なくされました。
市の一部地域では、夜間の堤防決壊を受け、レベル3の「直ちに避難」指示(Go Now Evacuation)が発令されています。これは、差し迫った危険があり、住民が生命を守るために迅速な避難をとるべき状況であることを意味します。
堤防決壊後、警戒速報が発令されましたが、午前7時45分頃に解除されました。しかし、引き続き注意が必要です。
キング郡当局によると、パシフィックシティパーク付近の堤防決壊は午前1時30分頃に発見され、周辺住民に緊急警報が発出されました。米国には緊急事態における警報システムが整備されており、住民の安全確保のために迅速な情報伝達が行われています。
バレー・リージョナル消防署への911通報を受け、アパートへの浸水が確認され、現在までに、この地域の約220世帯の住民が無事に避難を完了しています。911は米国の緊急通報システムです。
避難対象地域は、バット通り東側と3丁目の南です。メーガンコート、パークビューアパートメンツ、スペンサーコートの住民に対し、緊急警報で直ちに避難するよう指示されています。
キング郡当局は、重機を使用して、堤防の補強のため土嚢を設置しています。土嚢は、堤防を補強するための緊急的な対策です。
キング郡ローカルサービスズのブレント・チャンプーコ氏は、「作業員は、可能な限り多くの土嚢を詰め、午前11時30分までに設置しようとしています。これは、陸軍工兵隊がマッドマウンテンダムで水を放流する時間と重なるためです。この放流は、下流の洪水リスクを軽減するための措置です。繰り返しますが、この地域での悪天候と豪雨により、関係機関との連携が不可欠となっています。」と述べています。マッドマウンテンダムは、シアトル周辺地域の水管理に重要な役割を果たしています。
(シアトル)
堤防が決壊した原因については、現在調査が行われています。機器の故障か、その他の要因によるものか特定を試みています。
ワシントン州西部は、引き続き洪水注意報下におかれています。大雨が予想されており、注意が必要です。
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