チョコレートとピーナッツバターの組み合わせがブランドの象徴であるREESE’S Peanut Butter Cupを発明したH.B. Reese氏の孫であるブラッド・リース氏は,ハーシェー社に向けた強い抗議を表明しました.バレンタインデーという特別な日を選び,コストカットのために原材料を変更していると非難.同社がブランドの信頼を損なっていると指摘したのです.
リース氏はハーシェー社のブランドマネージャーに,「REESE’Sを旗艦ブランドとして位置づけながら,信頼と品質の象徴であるミルクチョコレートとピーナッツバターの材料を置き換えるのはどうでしょうか?」と尋ねました.彼は「REESE’Sが世界一のチョコレートブランドであるというブランドの本質が希薄化している」と強調.バレンタントデーにリリースされたミニハートパッケージを捨てたことからも,強い不満が伝わってきます.
パッケージには「チョコレートキャンディとピーナッツバタークリーム」と記載されていましたが,実際にはミルクチョコレートやピーナッツバターは使用されていないとAPが報じました.リース氏はAPに対して「これは食べられませんでした.以前は毎日REESE’Sを食べていたのですが,これは非常にショックです」と語り,製品の品質への失望を明かしました.
ハーシェー社は「REESE’Sの製品ラインを拡大する中で,新しい形やサイズ,イノベーションを実現するためにレシピを調整していますが,ブランドの本質であるチョコレートとピーナッツバターの組み合わせは守っています」とコメント.しかし,米国食品医薬品局(FDA)の基準を満たしていない可能性を指摘する声が上がっています.
他のチョコレートメーカーも2024年,ココア価格が12,000ドル/トンに跳ね上がった影響で製品のフォーミュレーションを変更しています.Reutersによると,需要の減少と供給の増加により,ココア価格は70%下落.ハーシェー社の最高財務責任者スティーブン・フォスキュイ氏は,投資家向けに変更内容を説明しましたが,具体的な製品名は明示しませんでした.
リース氏は「消費者が以前の味とは異なると感じている」と主張.祖父H.B. Reese氏は1919年にハーシェー社を退社し,自社を立ち上げました.1928年にREESE’S Peanut Butter Cupsを発明し,1963年に息子たちがハーシェー社に会社を売却したという歴史的な背景も紹介されています.
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