オリンピア、ワシントン州 – ボブ・ファーガソン州知事は、太平洋北西部で発生している記録的な大洪水に対応するため、ワシントン州全域で非常事態宣言を発令しました。西ワシントン州では、金曜日の朝まで洪水警報と注意報が継続しています。
ファーガソン知事は、「州全体で非常事態宣言を発令し、本日、連邦政府からの迅速な緊急事態宣言を要請します。連邦政府からの迅速な承認が不可欠であり、状況は極めて深刻です。」と述べました。この非常事態宣言により、州は連邦資金を回復と支援のために活用できるようになります。ファーガソン州知事事務所によると、迅速な連邦政府の承認があれば、「生命と安全の保護、および緊急の対策」に必要な連邦資源へのアクセスが可能になります。
過去に同様の災害に対して連邦政府が救援を却下した経緯があるため、今回の連邦政府の承認の可否は不透明です。ファーガソン知事は水曜日に、「以前の却下については承知しており、私の考えを表明済みです。繰り返す必要はありません。今、重要なのは、今後数日間、人命が危険にさらされている現状を認識し、連邦政府が緊急事態宣言を速やかに実施することです。」と強調しました。
州知事は、連邦政府からの承認が得られれば、人命、住宅、家畜の保護に大きく貢献すると述べています。午後2時に連邦政府との緊急事態宣言に関する協議が予定されていましたが、この記事が配信された時点では、その結果はまだ発表されていません。
また、ファーガソン州知事はワシントン州民に対し、「郡や緊急事態管理部門からの指示に注意深く従ってください。避難指示が出た場合は、必ず指示に従ってください。これは皆様の安全にとって非常に重要です。現場でワシントン州民を救助する救急隊員の方々に心からの感謝を申し上げます。」と呼びかけました。
現在、州内は記録的な大雨に見舞われており、木曜日は北から南にかけて徐々に弱まる見込みです。金曜日と土曜日は、この地域ではにわか雨が降る程度でしょう。しかし、洪水が収まるまでには数日かかる可能性があり、その間、道路の通行止めが長期にわたることも予想されます。
(注:ワシントン州の郡は、地方自治体としての役割を担っており、住民からの情報提供や避難指示など、災害時には重要な役割を果たします。日本の都道府県とある程度対応しますが、より地域に密着した活動を行っています。)
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