家庭労働者権利法案可決,10万人保護

2026/03/09 21:38

ワシントン州が家庭労働者向け権利法案を可決 新たな労働保護制度が整う

ワシントン州のボブ・フェアグラント知事が,家庭労働者を守るための権利法案を今日,正式に法律として成立させました.この法律により,州全域で約10万人の労働者が新たな保護措置を受けることになりました.法案は最低賃金や休日手当,正式な契約書の義務付けなど,家庭労働者に特化した保護内容を明記しています.労働ハラスメントや差別から守るとともに,不法解雇された場合でも復職と報酬金の権利を保障しています.

対象となる職種は,ベビーシッター,家庭保育者,ホームケアワーカー,クリーニングスタッフ,料理人,ガーデニングスタッフ,家庭管理者など幅広い分野です.保護対象となるには,月に4時間以上の定期的な勤務が条件とされています.短期的な勤務も認められていますが,たまにやる育児や家事などは対象外です.

法案可決前のオリンピア市議会議場前では,数十人の家庭労働者が集まり,歓声を上げました.ハウスクリーナーのアンナ・ベルロさんは「私たちが求めているのは家庭労働者への正義です.虐待や差別,労働ハラスメントなど,多くの苦しみを経験してきました」と語りました.法案の支持者であるブラリアナ・トーマス州議員は「今後,州がどの労働者を重んじるかを決めるのは労働者たちです」と述べました.

法律には労働者の権利侵害に対する具体的な対応策が盛り込まれており,フェアグラント知事は違反行為の結果として最大2万ドルの罰金を示しました.2019年から施行されているシアトルの家庭労働者条例とは異なり,ベルロさんはこの州法により,働く場所を選べる自由を得たと語りました.「シアトル以外では保護がなかったですが,今ではどこにでも移動して働けるようになりました」.違反行為の取り締まりはワシントン州労働労務局が担当します.

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