ワ州、UberとLyft提携!ワクチン接種を支援

2025/12/29 19:31

ワシントン州、UberとLyftと提携し、ワクチン接種者の交通手段確保を支援

ワシントン州保健局(DOH)は、UberとLyftと連携し、新型コロナウイルスワクチン接種の予約を受けた方々の交通手段確保を支援すると発表しました。

この取り組みは、ワクチン接種を受けていない層が抱える交通手段の課題解決を目的としており、ワシントン州ワクチンアクションコマンド&コーディネーションのDan Laster氏によれば、公共交通機関の利用が困難な地域や、移動手段に課題を抱える方々へのサポートを重視するものです。

Uberは、Sea Mar Community Health Centers、Country Doctor Community Health Center、Yakima Neighborhood Health Center、Peninsula Community Health Services、HealthPoint International Community Health Servicesといった地域医療センターと提携し、ワクチン接種のために通院される患者様への送迎サービスを提供します。これらの医療機関は、ワシントン州東部や農村部において重要な役割を担っており、交通手段の確保は地域住民のワクチン接種率向上に大きく貢献すると期待されています。

今回の連携は、ワシントン州におけるワクチン接種のペースが鈍化している現状を踏まえ、接種率向上のための新たな施策として実施されるものです。州当局は水曜日の記者会見で、ワクチン接種の展開を、アクセスに困難を抱える方々を優先する形にシフトしていることを明らかにしました。

Laster氏は「ワシントン州全体で、交通手段の確保といった障壁を取り除き、全ての州民が公平にワクチン接種を受けられる環境づくりに努めています」と述べています。UberとLyftは、過去にも同様の取り組みで、それぞれ100万回と600万回の無料乗車を提供し、ワクチン接種の予約を受けた方々を支援したことがあります。

また、保健局は以前、ワクチン接種を目的としたPierce TransitとSound Transitの公共交通機関の無料利用を発表しています。これらの交通機関は、ワシントン州の主要都市や郊外を結ぶ重要な公共交通システムです。

(注)LyftとUberは、アメリカで広く利用されている配車サービスです。日本では、同様のサービスが普及していないため、読者の方には馴染みがないかもしれません。

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