ボーイング消防士組合、暫定協約の投票へ
ボーイング消防士組合、暫定協約の投票へ…
ワシントン州レントン発-ボーイング社は、消防士を代表する組合と数ヶ月にわたる交渉の末、合意に達した。
国際消防組合ローカルI-66の組合員は、木曜日に暫定合意について投票する予定である。組合員は、シアトル地域の航空機製造工場を守るボーイングの民間消防隊の一員である。
組合とボーイング社は火曜日、この協定は消防士と会社のニーズを満たすものだと述べた。
組合の契約は5月4日(土)午前12時1分に失効し、消防士たちはピケを開始した。このピケは、ボーイング社がシアトル地域の施設から約125人の消防士を締め出し、代わりの消防士を投入したことで話題となった。
ボーイング消防士組合、暫定協約の投票へ
消防士は火災や医療緊急事態に最初に対応する役割を担い、地元の消防署に助けを求めることができる。
暫定合意の詳細は明らかにされていない。組合側は、ボーイングが自社の現場消防士を雇用することで保険料を数十億円節約してきたと主張し、40%から50%の昇給を求めていると述べた。組合員は、賃上げが定着率の向上につながることを期待していた。
ボーイング社によると、消防士の昨年の平均給与は9万1000ドルだった。
ボーイング消防士組合、暫定協約の投票へ
この労働争議は、ボーイング社が2019年に入ってから240億ドルを超える損失を計上し、1月にオレゴン州上空を飛行していたアラスカ航空のボーイング737マックスのドアプラグが吹き飛んで以来、同社の製造における品質と安全性に関して新たな監視の目が向けられている中で起こっている。
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