ボーイング従業員、新暫定契約に不満表明、ストライキを…
シアトル発 -ボーイングと国際機械工労組（IAM）の間で、3万人以上の労働者をピケラインではなく組立ラインにとどまらせるための新たな暫定協定が結ばれた。
ボーイング・コマーシャル・エアラインズのステファニー・ポープ社長兼最高経営責任者（CEO）は録音メッセージで組合員に直接語りかけ、この協約の利点を宣伝し、承認を促した。
そのビデオの中でポープは、この協約は「あなたとあなたの家族を大切にする歴史的な申し出」だと述べた。
一般的な賃上げとしてはこれまでで最大であり、退職金制度への会社からの拠出も増えるという。さらに彼女は、この契約によって従業員の医療保険料が引き下げられると述べた。
ボーイング従業員、新暫定契約に不満表明、ストライキを
IAM第751地区も組合員に対し、9月12日の投票時にこの契約を批准するよう促している。
同組合は7月に、契約満了前に合意に至らなければストライキを行なうと投票していた。
同組合によると、この契約に達するまでの交渉はホテルの一室で27日間以上にわたって行われ、ギブ・アンド・テイクが繰り返された。しかし、組合員の多くは、組合が見返り以上のものを与えたように感じ始めた。
ボーイング従業員、新暫定契約に不満表明、ストライキを
そのような組合員の一人が、現在テーブルの上にある取り決めの問題点を説明するために電話をかけてきた。
彼によると、契約期間中に25％の賃上げを実施しても、インフレ率や州内の他の機械工の賃上げ率に追いつくことさえできないという。そして、この契約は彼らから給与を奪い、賃上げをなくすものだと述べた。
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