FDAが大腸がん血液検査を承認…
大腸がん発見に新たな選択肢が加わった。
CBSニュースが報じたところによると、食品医薬品局は大腸がんを発見できる血液検査を承認した。
この検査はガーダント・ヘルス社が開発した『シールド』と呼ばれるものである。
この検査は、癌の平均的リスクのある45歳以上の成人を対象にFDAによって承認された。
ニューヨーク・タイムズ紙が報じたところによると、この検査は、がんになる可能性のある大きなポリープがDNA断片を排出するため、血液から検出することができるという。
同社によれば、FDAが大腸がんの一次スクリーニングとして承認した初めての血液検査である。また、メディケアの要件を満たす初めての検査でもある。
FDAが大腸がん血液検査を承認
ロイター通信によると、この検査は大腸癌の83%を発見したが、コロガードと呼ばれる便検査は92.3%の感度であった。
しかし、『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、シールドは大腸がんが早期で治癒可能な段階で見つけることができる。しかし、大腸内視鏡検査のように前がんを見つけることはできない。
通常、大腸内視鏡検査を受ける人は多いが、この検査は不便だと考える人もいるとロイター通信は報じている。血液検査では、大腸内視鏡検査で95%のポリープが発見されるのに対し、大きなポリープは13%しか発見されなかった。
アメリカ癌協会によると、現在推奨されている検査は、3年毎の糞便検査と10年毎の大腸内視鏡検査である。
FDAが大腸がん血液検査を承認
それでも、より多くの人が血液検査を受け、検診を受けることが望まれる、とタイムズ紙は報じている。
血液検査は新しいものではない。米国では2022年から実施されているが、自費診療のみであった。
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