シアトルは確かに「揺さぶる」技術を心得ているといっても,その対象は地震計である.6月19日,シアトルはFIFAワールドカップでオーストラリア対アメリカ男子サッカー代表の試合を主催した.このような大規模な観客を集めるイベントがシアトルで行われるたびに,太平洋ノースウェスト地震ネットワーク(PNSN)は,ファンによる「地震」を追跡している.このワールドカップの試合中,PNSNの地震観測所は,アメリカ代表のゴールやVARによるオフサイド判定の覆しに伴う観客の反応を記録した.アレックス・フレイマンのゴールとVARの判定はそれぞれ最大で3.3 mm/s²,3.0 mm/s²に達した.これらは実際の地震ではなく,観客の盛り上がりによるものである.2011年のNFLワイルドカードプレイオフでは,シアトル・シーホークスのスター選手マーシュ・リンのタッチダウンがチームを勝たせた「ビーストクイアック」が4.8 mm/s²を記録した.その当時,PNSNのディレクターだったジョン・ビダールは,リンのタッチダウンのエネルギーがマグニチュード1.0または2.0の地震に相当すると推定した.また,2023年のエラスツアーでルーメン・フィールドで行われたテイラー・スウィフトのライブでは,11 mm/s²を記録した.シアトルで行われる6試合のワールドカップ中,ライブの地震計データはここでリアルタイムで公開される予定だ.
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