FDA,新成分ベモトリジノール承認

2026/06/10 06:57

FDA新成分ベモトリジノール承認

25年ぶりに日焼け止めの成分が変化するという画期的な出来事です.米国食品医薬品局(FDA)は,新たな成分ベモトリジノール(BEMT)を日焼け止めに使用するための承認を正式に発表しました.AP通信が報じたところによると,この成分はすでに欧州をはじめ世界中で1999年から使用が許可されていましたが,米国での承認は初めてです.FDAは,提案された承認申請から7か月という短い期間で承認を終了しました.この成分は今後,オランダのDSM Nutritional Products社が製造する「パルソルシールド」として,今年の後半に米国市場に登場します.この成分は同社に18か月間は独占的に使用される予定で,その期間が終了すると他のメーカーも使用できるようになります.専門家らは,この成分が紫外線A線(UVA)とB線(UVB)の両方に効果があり,ミネラル系日焼け止めのように白い跡を残さないとのことです.また,FDAはこの成分が肌に吸収される量が少ないことを明らかにしました.FDAは,日焼け止めがUVB線による日焼けやUVA線によるしわの増加を防ぐ必要があるとし,これらは肌がんの原因にもなると,皮膚がん財団が述べています.現在,化学系の成分はUVB線またはUVA線の一方をブロックするもので,メーカーは「広範なスペクトル保護」を実現するために組み合わせています.一方,ミネラル系の日焼け止めはUVA線とUVB線の両方に効果があるものの,肌の表面に白い粉のような残りが残る傾向があります.CNNによると,化学系の日焼け止めは肌に吸収され,ミネラル系は肌の表面に残る仕組みです.2020年,米議会はFDAの官僚主義により遅延が生じていた非処方薬成分の承認プロセスを簡略化する法案を可決しました.FDAは2021年,SPF数値を制限し,より強いUVA保護を義務付けるという提案を行いましたが,まだ正式に承認されていませんとAP通信が伝えています.

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