洪水で中断のクリスマスビレッジ、地域からの温かい支援に感謝

2025/12/30 18:45

記録的な洪水で中断されたヒッデン・メドウズ・ファーム、地域社会の温かい支援に感謝

ワシントン州スノホミッシュ – ヒッデン・メドウズ・ファームで計画されていたクリスマス装飾は、現在、小屋内で一つずつ乾燥作業が行われています。この農場は、結婚式やイベント会場として利用されるほか、今冬は初の「ホームタウン・カントリー・クリスマス」を開催する予定でした。

今月初め、記録的な洪水により複数の建物が浸水し、創業以来わずか数週間でイベントの中止を余儀なくされました。

ミック・ストッカー氏は、「水深は1.7メートルほどに達し、高圧洗浄器での清掃には多大な時間を要します。特に商業用厨房では、水深約0.7~0.8メートルもありました」と語ります。

ヒッデン・メドウズ・ファームは、スノホミッシュ川から約274メートル(約300ヤード)の距離に位置しており、川の水位上昇には常に注意を払う必要がありました。今回の洪水は想定を超える水位に達し、イベントの中止という苦渋の決断に至りました。

以前は結婚式場として利用されていた農場は、この冬はクリスマスをテーマにした村「ホリデービレッジ」へと生まれ変わる予定でした。

ストッカー氏は、かつての目玉となるアトラクションの残骸を振り返りながら、「列車が乗って、田園風景の中をクリスマスらしい景色を眺めながら走る駅だったんです」と語ります。近くの「おもちゃの置き去りランド」は、以前はゲームやトランポリンで賑わっていましたが、現在は高圧洗浄と砂の除去作業が進められています。

「水は建物を囲むように、ぐるりと広がっていました」と彼は語ります。

洪水が迫る中、約30人のボランティアがクリスマス装飾品をより高い場所へと運びました。

「セットアップには6週間を要しましたが、片付けにはわずか6時間でした」と彼は振り返ります。

現在も清掃作業は続いており、ストッカー家はチケット代の払い戻しに加え、建物の乾燥、そして2月28日からの結婚シーズンに向けた準備を進めています。

ブリジット・ストッカー氏は、「オープンハウスや愛を祝う人々のイベントに戻り、来年このイベントを再開できるようになるのが待ち遠しいです」と述べています。

彼らを支えているのは、地域社会の温かい支援です。教会の信者や近所の方々が装飾品を運び、先週はSnohoHappy HoursやHaywire Brewingといった地元のパブでチャリティイベントが開催され、募金活動が行われました。また、セーブルスのスポーツレジェンドであるエドガー・マルティネス氏と妻が、寄付をマッチングするという温かい行動も見られました。SnohoHappy HoursとHaywire Brewingは、スノホミッシュ地域で人気の飲食店です。

困難な状況の中でも、ストッカー家は前向きな姿勢を崩していません。

「トンネルの先には光が見えています。長いトンネルですが、必ず抜けられると信じています」とミック・ストッカー氏は語ります。

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