オリンピア、ワシントン州 – 犯罪専門家が、ワシントン州議会に対し、犯罪発生率は減少傾向にあるものの、依然としてパンデミック以前の水準には回復していないとの最新統計を発表しました。
ワシントン州保安官会と警察署長会(WASPC)によると、2023年と比較した昨年、全体的な犯罪件数は減少しました。殺人事件は17%減少し、強盗も16%減少しました。
しかしながら、殺人件数は依然としてパンデミック以前の2019年と比較して高い水準にあります。2024年には312件の殺人被害が発生し、2023年の376件、2022年の記録的な399件から減少したものの、2019年の207件を大きく上回っています。
連邦捜査局(FBI)のデータからは、ワシントン州の司法制度が抱える課題が浮き彫りになっています。2022年以降、強盗事件の69%、暴行事件の約半数、そして殺人事件の38%が未解決となっています。事件解決率の低下は、地域社会の司法制度への信頼を損なう可能性があり、深刻な懸念事項です。
下院コミュニティ安全委員会委員長ロジャー・グッドマンは、この状況を改善するため、州の助成金を再編し、警察官だけでなく、より多くの刑事と捜査官の採用を促進する計画を発表しました。警備官は残業代も受け取れるため、捜査官や刑事の給与との格差を是正する必要がある、と説明しました。これは、捜査活動のインセンティブを歪める可能性を考慮したものです。
WASPCは、2024年に人員を増強し、2020年以降の減少傾向を食い止めようとしていますが、その効果は州の全国ランキングを向上させるには不十分です。ワシントン州は、人口に対する警察官の割合が全米で最も低いリストの上位に位置しており、オレゴン州との差が拡大しています。警察官の数だけでなく、質の高い捜査活動の維持も重要です。
下院コミュニティ安全委員会共和党のジェニー・グラハム州代表は、発表された数値の正確性について疑問を呈し、住民が犯罪を報告することを諦めたケースも多く存在すると指摘しました。住民の対応の遅さや法執行機関の不足に対する不満が、犯罪の未報告と未解決事件の増加につながっている可能性があります。
ワシントン州における犯罪対策は、地域社会の安全を確保するための継続的な課題であり、より一層の取り組みが求められています。
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